明治元年の創業以来、北精園茶舗は在来種の無農薬栽培、
自社一貫生産販売と、実直なお茶づくりを続けてきましたが、
廃業寸前の経営状況に追い込まれていました。
「150年もの歴史と伝統が途絶えるのは忍びない」と、
2021年、事業家である父が事業承継することになりました。
三姉妹の私たちは、最初は「家族で楽しくやりながら、
お父さんを手伝ってあげたい」という気軽な想いから、
本業のかたわら事業をサポートするようになりました。
各々が村上茶の研究に勤しむうちに村上茶の魅力に夢中になっていき、伝統の担い手としての自覚が芽生えるにつれ、
議論も熱を帯びるように。
時には議論が白熱し、意見が衝突することもありました。
それでも「村上茶の魅力を広く発信したい」
「次世代に残していきたい」という想いは一つ。
家族一丸となって北精園茶舗の未来と村上茶のさらなる魅力を
お客様へご提案できるよう、取り組んでいます。
正直なところ、私たちは、これまでの人生で
日本茶に親しむ機会があまりありませんでした。
そんな私たちだからこそ、若い世代に伝えられることがある。
村上茶を次世代につなぐ懸け橋となるべく、
日々精進していきます。
生まれ変わった北精園にぜひご期待ください。